リハビリテーション科学分野について
リハビリテーション科学分野は機能回復学分野(理学療法学)と生活機能学分野(作業療法学)が統合し、2020年4月に設置された新しい分野です。超高齢社会となった我が国において、健康寿命を伸延し社会全体が活力を得るためにはリハビリテーション科学が担う役割はますます重要になっております。私たちリハビリテーション科学分野は、職種間の垣根を排した教育・研究環境へ移行することにより、豊かな人間性と幅広い視野を持ったリハビリテーション領域における次世代の中核を担う人材を育成するとともに、リハビリテーション科学領域の学際的な研究活動を通じて、多領域に関わる健康科学の研究基盤と研究成果の社会実装を目的とした社会科学的基盤を有機的に連携融合させ、「健康創成」を実現させることを目指しております。
リハビリテーション科学分野 分野責任者 前島 洋
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専攻紹介
理学療法学専攻
理学療法学専攻Webサイト
理学療法学とは、発達障害・疾病・外傷・加齢などによって、機能低下や身体障害のある人に対し、問題点を明らかにして運動療法・物理療法などを通じて治療訓練を行い、基本的動作能力の回復を図り、
家庭や社会への再適応を目指す理学療法(Physical
Therapy)を構築する学問です。
理学療法学専攻では、理学療法士の国家資格の取得にとどまらず、保健・医療・福祉・教育の分野において理学療法を担う幅広い知識と高度な技術ならびに豊かな人間性と国際的素養を涵養し、臨床・教育・研究機関における指導者や教育者・研究者の育成を目指した教育を実践することを指向しています。
作業療法学専攻
作業療法学専攻Webサイト作業療法学とは、こころやからだに障害がある、またはそれが予測される方々に対し、「作業」を用いてその人らしい生活の(再)獲得への援助を科学的に探求する学問です。「作業」とは、日常生活に関わる活動、仕事や遊びといった諸活動をさします。作業療法士は筋力や認知能力といった機能的な改善に加え、対象者にとって目的や価値を持つ生活行為(家事、仕事、遊び、対人交流など)を(再)獲得することを支援します。本専攻では、幅広い教養と深い人間理解と高度で専門的な知識と技術を持ち、国際的視野に立った作業療法士となるために、加えて保健学としての高度な作業療法の理論と方法を探求する研究者をめざして学ぶことができます。